「金武町地域ケア会議」は、金武町包括支援センターが中心となり、地域包括ケアシステムの構築に向けて、介護・福祉従事者が集まる会となっています。
今回は私たちが、訪問看護についてお話させていただきました。
「訪問看護は、介護保険なのか医療保険なのかわかりにくいし、どのように訪問看護サービスを導入してよいかわからない」と言う声をよく耳にします。
それで今回は「クイズ!介護保険?医療保険?」と題し、クイズ形式で保険制度を理解できるような内容を盛り込んでみました。訪問看護は基本的には介護保険が優先ですが、条件を満たせば医療保険で集中的に介入することができるのです。
さまざまな事例を挙げるなかで、看取りの事例を発表した際は、「胸にズーンと来るものがありました。」「現在入院している自分のおじさんを、家に帰してあげたいと思いました。きっとおじさんは家に帰りたがっているんです」等といったお声をいただけました。
社会福祉協議会の方より「訪問看護につなげたいケースがたくさんいる。でも支援を拒否して介入できないケースがいて困っている」とありました。
私たち支援者同士のつながりも大切だと考えます。顔の見える関係を構築し、困難に対しチームを組んで取り組むことで、解決の糸口が見つかるかもしれません。
そしてもっと地域のことを知り、地域住民とコミュニケーションをとることでインフォーマルサービスを開拓できるかもしれません。
どりーむ訪問看護ステーションは今後も、訪問看護の「見える化」活動を展開していきながら、地域包括ケアシステムの一端を担っていきたいと思います。
お忙しい中、参加いただいたみなさん、ありがとうございました。