こんにちは。沖縄は豪雨に雷と、荒れた天気が続いていますね~。あるスタッフは天気の影響か、アレルギー性鼻炎がひどくなりティッシュが手放せません。皆さんも体調に気を付けてくださいね(^^)また、雨の日は交通事故も増えるので安全運転を心がけましょう。
さて、どりーむ訪問看護ステーションは今年度より県内3カ所の看護学校から依頼を受け、在宅看護論の臨地実習施設となりました。実習生の受け入れは、ステーションを開設して初めてとなります。
在宅看護論実習の目的は「地域で療養している対象のQOLを尊重した在宅看護が実践できる基礎的能力を養う」です。
「QOLを尊重した在宅看護」…私たちも常に心掛けています。QOLを尊重した看護を提供するために、本人、家族を取り巻く環境を理解すること。多職種と連携することが必須です。また、本人の価値観・環境要因によって個別性があります。そのために、オーダーメイドの看護を提供することが、「QOLを尊重した在宅看護」に繋がるのだと思います。
はたしてこの短期間の実習の中で、そのような大きな目的を達成できるようなサポートが、私たちスタッフにできるのか、不安もありました。
そんな私たちの心配をよそに、実習生は多くのこと学び、目標達成のために頑張っていました。
コミュニケーションを通して、利用者さんとの良好な関係性を築く事ができていたし、スタッフや指導教員の助言のもと、自ら考えた看護プランの実行ができていました。
とても感心したのは、実習生は短期間の実習のなかで「対象の強み(ストレングス)」や「個別性」を見つけ出すことができたということです。
障害や病気を抱えた人を見るとき、その人の問題点に目が行きがちになります。もちろん、問題があるから介入します。しかし、在宅では「医療モデル」から「生活モデル」への視点が大事になります。障害や病気を抱えながらも、折り合いをつけて、その人らしく生活していくためには、ストレングスは大切な視点になります。実習生から再確認させていただきました。
当ステーション初の実習生は、最初は緊張した固い表情でしたが、だんだんと笑顔がみられ、最終日の反省会では「在宅看護は楽しかった」と言ってくれました。
「QOLを尊重した在宅看護」を達成することはとても難しいですが、その人の笑顔に触れたときは、看護師として大きなやりがいを感じる事ができるはずです。そして、そんな在宅看護の魅力が伝わったなら嬉しいです。私たちももっと勉強して、実習生がしっかり学ぶことができるようサポートしていきたいと思います。そしてぜひとも、訪問看護師になってくれたらいいな~と思います。