みなさん こんにちはおねがいどりーむ訪問看護ステーションの玉城ですバイバイ

先日、精神科訪問看護基本療養費算定要件の研修を受けて来ましたチョキ

私が3日間の研修で学んできた事を備忘録として(笑)アップしたいと思いますウインク

 

精神科訪問看護基本療養費算定要件研修とは?

⇒ 精神科訪問看護の質向上のための研修

<目的>

1. 精神科疾患について理解を深める。

2. 精神疾患患者の地域移行や在宅療養を支える為の制度、及び訪問看護師としての役割を学び、利用者の状態に応じた適切な看護サービスが出来るよう実践能力を高める。

「入院医療中心から地域生活中心へ」

精神保健福祉対策の基本的方策の実現に向け、いま新たな取組が進んでいます。

精神科医療の機能分化や質の向上、社会的入院を解消するために地域移行支援、地域定着支援、アウトリーチ(他職種による訪問支援)

などなど、様々な取組が強化されています。

精神疾患を抱えたとしても質の高い医療を受け、症状・希望等に応じた適切な医療や福祉サービスを利用し、地域で安心して自立した生活が継続できる社会を。

今後、精神障害を抱えた多くの患者が地域へと戻って来ます。

 

「対象者をどう捉えるか?病態だけで無く、その人の背景や過程を振り返り一つ一つ紐解いていく。それが精神看護の醍醐味です」

これは、今回の研修で講師をして頂いた精神科訪問看護師の言葉です。精神障害を抱えながら、安心して住み慣れた地域で暮らせるよう私たち訪問看護師は、「その人がその人らしく生きるため」 をサポートしていかなければなりません。

 

利用者と看護師「人と人」その繋がりそのものが、利用者の生活を支え生活の質や医療の継続に繋がる。

 

訪問看護は、利用者の生活に密着した場面の関わりが中心となるため、利用者の生活をありのまま受け入れ、その生活にマッチングさせていくような看護・声掛け・誘導が重要である。

さらに、精神科訪問看護師は専門的知識や技術を用いて利用者の自律性の回復を促すことが重要でありコミュニケーション能力だけでは無く精神状態をアセスメントする能力やセルフケアを高める援助技術が備わっていなければなりません。

また、精神科訪問看護師の役割として利用者のみならず、その家族の支援も重要であり、これまでの苦労をねぎらい周囲からの偏見、差別の目でさらされてきた家族もまた一人の生活者であるため利用者と家族、双方の気持ちの行き違いを修復し、家族関係の調整役になる事も大事な役割の一つである。

 

利用者やその家族の地域生活の維持や生活の質の向上を強化していく為にアウトリーチ(他職種による訪問支援)が必須条件になっていきます。

私たちは多職種・他機関との連携を図り必要に応じて、良いサービスの提供がスムーズに行えるよう、制度についても理解しておかなければなりません。

今回の研修では、もう一つ精神科訪問看護に欠かせない目からウロコの講義がありました。

それは…

バイタルサイン同様に心のサイン=「メンタルサイン」を設定し評価していくこと。

 

観察項目及び評価は、以下の通りであった。

①身体のバイタルサイン

②意識障害 (せん妄・脳波)

知的機能 (認知症・長谷川式簡易知査

MMSE・高次脳・発達・精神延滞・WAIS・WISC)

睡眠(時間・熟眠感・パターン・異常行動の有無)

不安(パニック障害・強迫性障害・社会不安障害・全般性不安障害・外傷後ストレス障害の有無)

⑥抑うつ(SDS→うつ病自己評価尺度・希死念慮)

上記項目の他にも、統合失調症の評価として

陽性症状(幻覚や妄想)

陰性症状(感情平板化、思考の貧困、無関心・意欲の欠如、社会的ひきこもりの有無)

その他のサインとしては、

自傷行為の有無

自傷行為の種類(リストカット・過量服薬・根性焼き・抜毛・自分を叩いたり頭を打ちつける行為・過食・拒食・飲酒行動・ドラッグなどの類似性)

依存(薬物・アルコール)など。表出された言葉や行動の異常、(幻覚妄想、自傷、依存、生活障害など)

 

根底にある問題に目を向けることが重要であると述べていた。

今回の研修で学んできた事を活かし

そして一人でも多くの利用者や家族から

「あなたと出会えてよかった」と、思って頂けるように

どりーむ訪問看護ステーションは全力でサポートしていきたいと思いますウインクカナヘイハート