はいさい~!

どりーむ訪問看護ステーションの福原です^o^

今回は服薬管理についてお話したいと思います!

利用者さんの中には、何らかの原因でお薬をキチンと飲むことが出来ない方がいます。

訪問看護はそのような利用者さんへ服薬管理を行う事ができます。

 

服薬管理とは、服薬セットへお薬を振り分けたり、残薬数のチェックをしたりして、利用者さんがお薬をしっかり飲んでいるか確認をします。

 

そして必ず、主治医へ服薬状況を報告しています。

 

最近、介護士さんから、利用者さんに服薬管理に近い服薬介助を依頼されたという声を聞きました。

訪問介護は服薬介助(セットされているお薬を飲むよう声かけをすること。または服薬させること等)は出来ますが、服薬管理は出来ません。

 

確かに現場では、コレって服薬管理?服薬介助?と線引きを引きにくいケースが多くあり、介護士さんは不安を抱えています。

介護士さんにお任せしたい、利用者さんやケアマネージャーさんの気持ちもすごく良く分かります。

訪問看護サービスよりも訪問介護サービスのほうが介護保険の点数が低いですからね。

 

ただ、やっぱりそれがグレーゾーンの場合は、私は訪問看護を利用することをお勧めします^o^

利用者さんがお薬をしっかり飲めないのは必ず理由があるからです。

 

それは

認知症があるからでしょうか?
単に物忘れで飲み忘れているのか?
飲んだ事を忘れて過剰に飲んでしまうのか?
過剰に飲む事で、良い効果を期待しているのか?
統合失調症等の精神疾患があり、薬に毒が入っている、等と思っているからなのか?

 

などなど

利用者さんによって様々です。

 

特に管理されている意識の高い利用者さんは、サービス提供者が訪問するときだけ、飲んでいるフリをする方もいます。

 

過剰に飲む方は副作用も心配です。
薬は例えば2倍飲めば効果も2倍だと間違った認識を持っている方は、そのお薬の副作用も強く出る可能性があります。

 

このような方は服薬指導が1番重要だと思います。

 

利用者さんが自己管理できない理由をしっかりアセスメントし、利用者さんなりの考え方を受けとめてお薬の正しい知識をお伝えし、お薬の効果の程度や副作用の有無を観察し、主治医の処方通りにお薬を飲んでいただくことが服薬管理の目標だと思います。

 

このような方法で服薬管理方法が確立できれば、ご家族さんに訪問看護で行っている服薬管理方法をお伝えし、ご家族さんで服薬管理を行っていただければ、訪問看護を終了できます。

 

皆さんの周りで、服薬管理ができず、入退院を繰り返している方がいらっしゃいましたら、ぜひ、お近くの訪問看護ステーションへお声かけ下さいね~(´∀`)

 

訪問看護利用者に聴診器をあてる様子

訪問看護利用者とのチームカンファレンスの様子