皆さんこんにちは(^^)

9/25~10/5の間、どりーむ訪問看護ステーションの福原が実習指導者講習を受講しましたので報告します!そしていま一度、2025年にむけて訪問看護の役割を振り返りたいと思います。

・訪問看護とは?

厚生労働省は、2025年問題に向けて地域包括ケアシステムの構築を推進しています。多くの高齢者を地域で支えるために、さまざまなサービスも必要となります。そのうちの一つが、訪問看護サービスです。

もちろん、訪問看護の対象は高齢者だけではありません。重症心身障がい者(児)や精神疾患を抱える方等、年齢に関係なく、さまざまな健康問題を抱えた方が対象となります。訪問看護とは、どんな病気を抱えていても、いくつになっても自分らしく地域で過ごしたい、という方の療養生活を支援するサービスと言えます。

・さて、皆さんは、全国で訪問看護師がどのくらいいるかご存知でしょうか?

『看護職員の需給に関する基礎資料』(厚労省)をみると全国で就業している看護師、約160万3千人のうち、訪問看護ステーションに就業しているのは約4万1千人です。割合でいうと、わずか2.5%となっています。

『訪問看護アクションプラン2025』(訪問看護推進連携会議)では、訪問看護師数を2025年までに現在の3倍程度、約15万人に増やすことや、新卒看護師が訪問看護師を目指すことができる教育モデルを確立し、新卒の訪問看護師を確保することを推進しています。

・では、訪問看護事業所が取り組むべき課題として、どりーむ訪問看護ステーションに何ができるのか?私たちは考えなければなりません。

まず私たちは、新卒看護師が訪問看護師を目指せる(訪問看護の実際がわかる)ようなサポートできるよう、看護師養成所の学生の実習受け入れを行いました。ただ、訪問看護師の量的確保と同じく、その質を確保することも大事だと考えます。そこで今回は、実習の質向上のために、私(福原)が、実習指導者となるべく、実習指導者講習を受講しました。

・平成29年度保健師助産師看護師実習指導者講習会(特定分野)

今回の講習は、沖縄県で初めて実施されました。9日間というかなり短い期間ではありましたが、濃厚で充実した講習となり、無事に修了賞をいただくことができました。特に演習でお世話になった、北部看護学校教諭の平良先生や、演習グループの在宅看護メンバーに感謝したいと思います。

今回実習指導者講習で学んだことをステーションで実践しながら、看護学生さんにとって質の高い実習となるよう、今後もサポートしていきたいと思います。そして訪問看護のすばらしさ、魅力を伝え、訪問看護ステーションも就職先の一つとして考えてもらえればと思います。


31人の実習指導者講習会修了者


在宅看護演習4グループ


どりーむ訪問看護ステーションにて看護学生へ、訪問看護とは?の講義

 

訪問看護を必要とするすべての人が、もれなく質の高い訪問看護サービスを受けることができるよう、たくさんの訪問看護師の誕生を願っています。